日本医療研究開発機構(AMED)は8日、大学等のアカデミアと企業が役割を分担して革新的なシーズを実用化、事業化することを支援する「イノベーションセットアップスキーム」を立ち上げた。7月22日まで「革新的創薬・医療技術」のテーマに沿った、アカデミアと企業の共同提案による研究開発を10件程度募り、最長で1年半にわたって支援することで、医療のイノベーション創出を目指す。
アカデミアシーズを活用する従来の産学連携型研究開発の課題として、アカデミア主導の場合は資金や人材面が不十分で事業化に至らないケースが多く、企業主導では事業化を優先し、アカデミア発のイノベーションが具現化されにくいといわれている。