厚生科学審議会疾病対策部会指定難病検討委員会は13日、難病法に基づき来年4月から医療費助成を開始する指定難病の2017年度実施分に、精神・運動発達の遅れやてんかんを発症する「先天性GPI欠損症」、急性脳症を引き起こす「β-ケトチオラーゼ欠損症」など九つの疾病を追加することを了承した。今後、他の疾病についても指定難病に加えるべきか今秋までに検討を行い、年内をメドに指定難病の告示を行う予定。
17年度実施分では、厚労省の研究班で研究される疾病や小児慢性特定疾病の222疾病を検討対象に、今回から具体的な疾患の検討を開始。指定難病の要件を満たしているか審議した。