第一三共と米アムジェンは、日本における9種類のバイオ後続品(バイオシミラー:BS)の商業化に関する独占契約を締結した。アムジェンがバイオシミラーの開発と製造を担い、第一三共が日本での承認申請、流通、販売を担当。また、アムジェンは国内での共同販促権を保有する。第一三共は、バイオシミラーの品揃えを強化する一方、アムジェンは今後拡大が見込まれる日本のバイオシミラー市場参入の足がかりをつくる。
第一三共は、印ジェネリック医薬品大手「ランバクシー・ラボラトリーズ」の売却後、イノベーティブ医薬品事業に回帰する方向性を打ち出しており、新薬と並行してバイオシミラーもその中心と位置づけている。