日本薬剤師会の有澤賢二常務理事は13日、都内で開かれた都道府県会長協議会で、都道府県薬剤師会で開催された健康サポート薬局の研修会に、当初の予想を大幅に上回る参加者が集まり、一部の会員が研修を受けられない状況になったことを踏まえ、「本当にやれる薬局だけに手を挙げてもらいたい」と、異例の要請を行った。
健康サポート薬局に常駐する薬剤師には、所定の研修を修了するなどの要件を満たすことが求められている。ただ、将来的に健康サポート薬局が診療報酬上の点数措置につながるのではとの思惑から、都道府県薬が実施した一部の研修会に参加希望者が殺到。定員を大幅に超過したため、研修を受けられない者が続出するという事態に陥った。