【私立薬大協】不適切問題以外に誤り6問‐薬剤師国試、内容訂正など要望

2016年7月25日 (月)

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 日本私立薬科大学協会は、第101回薬剤師国家試験の検討結果について報告書をまとめた。受験者全員が正解扱いとなった不適切問題以外に誤りがあると判断された問題が6問あったとし、特に改善を要望する内容が含まれる問題の中には誤りに近いものもあると指摘。これらの問題出題に当たっては、内容や表現を訂正するよう厚生労働省に求めた。

 報告書では、今年2月27日と28日に実施された第101回薬剤師国家試験の合格率について、「過去2回の国試に比べ、合格率が大幅に上昇して以前の水準に回復した」との認識を示しつつ、その理由を「試験問題が易しかったためではない」と判断。合格率上昇の主な要因について、必須問題で各科目の基準点が下げられたこと、一般問題で各科目の基準点が廃止されたことにあるとの見方を示した。

 ただ、第101回国試は思考力を問うような良問が多かったと評価し、第102回国試でも同じレベルの出題を厚労省に求めた。



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