日本私立薬科大学協会がまとめた2016年度の薬科大学(薬学部)入学志願者数の調査結果によると、入学志願者数は前年に比べて約1万人少ない10万5065人となり、14年度(12万1431人)以降2年連続して減少したことになる。募集数(「若干名」等除く)に対する、志願者の比率(“入試倍率”)は前年度までの10倍台を割り込み、9.3倍へと漸減したが、依然として高い状況が続いている。
この調査は、同協会加盟の57校・学部を対象に例年実施されているもの。全体の定員は前年度と同様に1万1464人、このうち6年制学科は1万0769人、4年制は695人。両者合わせた募集数(「若干名」除く)は1万1309人(前年度1万1348人)となった。