【岐阜県薬/岐阜薬科大】職能を数値で“見える化”‐薬局薬剤師の介入事例を収集

2016年8月9日 (火)

ニュース

 岐阜県薬剤師会は、岐阜薬科大学実践社会薬学研究室と共同で、院外処方箋の調剤や一般用医薬品の販売時に薬剤師の介入によって処方変更や副作用回避などに至った事例を、会員の薬剤師から収集している。2014年12月から15年10月に収集した631例を解析した結果、薬局薬剤師は薬物療法や医療経済の適正化に貢献していることが明らかになった。評価しづらい薬剤師職能を数値で“見える化”する体制を構築できた意義は大きい。今後も改良を加えながら事例の収集、解析を続けていく。

 岐阜県薬はこの事業を「Pharmaceutical Intervention Record」(PIR)事業と命名。会員の薬局薬剤師を対象に、薬剤師の介入によって処方変更や副作用回避などが図られた事例の収集を14年12月から開始した。

 会員は専用ホームページにアクセスし必要事項を入力する。具体的には、[1]報告者の基本情報(氏名、薬局名など)[2]患者情報(年齢、性別、多剤併用状況など)[3]介入のための情報源(処方箋、薬歴、お薬手帳など)[4]薬学的介入をした要因(誤処方、処方もれ、重複処方、過量投与など)[5]提案した薬学的ケアの内容(薬剤中止、薬剤変更など)――の5項目をフォーマットに沿って入力する。



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