ゲノム医療整備も新規要求
厚生労働省医政局の2017年度概算要求は、推進枠を生かし、新規で医療系ベンチャーの育成支援に18億1800万円、ゲノム情報を活用した医療の実現に関する基盤整備事業に3億円を盛り込んだほか、クリニカル・イノベーション・ネットワークの構想推進などで増額要求した。
17年度概算要求では、7月に医療のイノベーションを担うベンチャー企業の振興に関する懇談会がまとめた報告書を受け、新規で医療系ベンチャーの育成支援に18億1800万円を盛り込んだ。ベンチャー企業が行う実用化が見込める有望な研究に対し、動物を用いた毒性試験のGLP試験、GMPに対応した治験薬製造、技術相談に関する費用の支援を行うと共に、医療系ベンチャーへの民間資金の導入を促進するため、ベンチャーが保有する技術やシーズに対する適正な評価を進める。