【パシフィックグローブ】高齢者治験の被験者募集強化‐個人情報管理とサポートに強み

2016年9月26日 (月)

ニュース

 臨床試験支援事業を手がけるパシフィックグローブは、臨床試験の医学ボランティア約25万人の会員を基盤に、高齢者を対象とした治験での被験者募集事業を強化する方針だ。国内でも高齢者を対象とした臨床試験が重要視されるにつれて、“被験者不足”という問題が顕在化している。同社では、高齢者被験者が治験に参加するにあたって、対話による説明を重視したサポートと個人情報管理を徹底。第三者審査機関が個人情報保護体制を整備する事業者を認定する「プライバシーマーク」を取得し、情報管理体制の強化に努めている。今後リウマチや腰痛、または認知症といった高齢者が多く罹患する治験でも存在感を示すほか、近年は依頼者の要望に応じ、外国人ボランティア会員の発掘を手がけている。

 同社は、臨床試験の支援や臨床検査の業務受託、介護事業で展開している。2004年から約12年間、臨床試験の被験者募集事業を開始し、健常人、患者予備群である境界領域、患者の約25万人で構成された「医学ボランティア会JCVN」を基盤に、糖尿病や高血圧症等の生活習慣病や気管支喘息、アトピー、精神疾患などの治験で多くの募集実績を持つ。取引社数は、製薬企業、医療機関、CRO、SMOの約50社。もともとは健常人対象の第I相試験が守備範囲だったが、近年では第II・III相の患者対象の治験にも事業を拡大している。



HOME > ニュース > 【パシフィックグローブ】高齢者治験の被験者募集強化‐個人情報管理とサポートに強み

‐AD‐
ニュース 新着記事
検索
カテゴリー別 全記事一覧
年月別 全記事一覧
新着記事
お知らせ
アカウント・RSS
RSSRSS