【メルクセローノ】不妊治療で薬剤・機器投入‐全体売上、20年に倍増目指す

2016年11月4日 (金)

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レオ・リー社長

レオ・リー社長

 メルクセローノのレオ・リー社長は、10月28日に都内で会見を行い、2016年を注力分野である不妊治療領域について「躍進の元年」と位置づけた上で、日本法人全体売上高を「20年には16年の2倍、25年には4倍を目指す」との事業目標を明らかにした。今年上市の不妊治療薬2製品に加えて、来年には体外受精(IVF)に対応した機器を4品目投入する計画。一方、癌領域では抗PD-L1抗体「アベルマブ」を上市し、癌免疫療法への参入を目指す方向。リー氏は、「日本で最も尊敬される不妊領域、オンコロジーの企業になりたい」と意気込みを示した。

 メルクセローノは、不妊治療のあらゆる段階でソリューションを提供していくスペシャリティファーマとして、今年に入って事業をさらに加速させている。生殖補助医療(ART)における黄体補助薬「ワンクリノン」を上市し、卵巣の成熟・排卵と黄体化を促す遺伝子組み換えヒト絨毛性ゴナドトロピン製剤「オビドレル」も既に承認を取得済み。リー氏は「不妊治療を行う患者が、できるだけ早く赤ちゃんを得ることができる事業を積極的に行っている」と述べた。



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