今年度から公益社団法人となった東京薬事協会(岩城修会長)では、新たに公益に資する事業を順次拡大しており、その一つに都内の薬科大学の学生への奨学金給付がある。先頃、選考委員会で対象者が決定され、5日に東京中央区の同協会会議室で、奨学金の贈呈式が行われた。
公益事業の一環としての奨学金給付は、都内にある大学の薬学部に在籍(都内居住者に限る)し、健康かつ学業優秀で、医薬品産業に興味があり、将来社会・薬業界に貢献し得る人材を助成するのが目的。対象者は1~2人で、毎年4月に募集し、1人の給付額は30万円とする。単年限りを原則とするが、報告書の提出により次年度も継続する場合もある。