全国47都道府県で実施された2016年度の登録販売者試験の総受験者数は5万3369人で、合格者は2万3328人となった。本紙が各都道府県の発表数値をもとに集計した。昨年度の15年度登録販売者試験では「1年の実務経験」などの受験要件が廃止されたことで前年度比で6割近く受験者が増加したが、16年度も前年度比7.3%増(3674人増)と受験者は増加傾向にある。合格率は43.7%で2.3ポイント減少した。
16年度試験で、各都道府県別合格率が最も高かったのは兵庫県の55.8%、次いで静岡県の55.7%、愛知県の55.2%、福岡県の54.4%、北海道の54.2%の順だった。一方、合格率が最も低かったのは島根県の27.0%で、次いで山口県の28.5%、岡山県の30.4%、長野県の30.5%、埼玉県の31.5%だった。