エーザイの2017年3月期決算(連結)は、数量ベースでは世界全地域で前年を上回ったが、円高の影響で減収となった。利益面では営業・経常二桁増益を達成した。
売上高は、前期比1.6%減の5390億円。医薬品事業では横ばいの5301億円だった。中枢神経系では抗てんかん薬「ファイコンパ」が36.7%増の103億円と拡大した一方、アルツハイマー病治療薬「アリセプト」が22.4%減の492億円、末梢性神経障害治療剤「メチコバール」が8.1%減の400億円と減少し、全体で1.9%減の1619億円となった。