骨太に見解
日本薬剤師会は13日、政府が9日に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2017」(骨太の方針2017)に対する見解を示した。素案段階で示されていた「参照価格制度」に関する記述が削除されたことについて「評価したい」としつつも、調剤報酬の見直しは「慎重に」と警戒した。
見解では、薬価制度について、「昨年末の4大臣合意に示された方向を再確認したものと理解しており、薬価の医療費全体、患者負担への影響を考慮しつつも、イノベーションの推進との両立を示していることは評価したい」とすると共に、素案の段階で示されていた、「いわゆる参照価格制度に関する記載が削除されたことも評価したい」との考えを示した。