日本保険薬局協会(NPhA)の南野利久会長(メディカル一光)は15日の定例会見で、会長としての抱負などを語った。また、クオールの不正請求問題にも触れ、「クオールの中村勝会長(前NPhA会長)自身が、あってはいけないことと指摘されており、私もあってはいけないことだと思っている」とした上で、「法令というのは多岐に渡っているので、法令を遵守するという精神を持つことが第一義的なことだ」と述べた。
また、「NPhAでは現在、健康サポート薬局の研修を進めているので、健康サポート薬局を推進していきたい」と説明。また、NPhAに設置した災害対策・社会貢献委員会に関して、「災害時に、医薬品や水の供給などをはじめ、災害現場が求めているものを調査し、供給できるようなチームを作っていきたい」とし、「社会貢献については8月末くらいまでに具体的に何を行っていくのかを議論し、明確にしていきたい」とした。