【メディデータ】EDCシステム「Rave」、製造販売後で本格展開目指す

2017年7月7日 (金)

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山本武社長

山本武社長

 メディデータ・ソリューションズ日本法人は、治験のEDCシステム「Rave」を製造販売後調査(PMS)で活用し、PMS-EDCとしての本格展開に乗り出す方針を改めて強調した。第I相試験から製造販売後まで単一のクラウドでデータを蓄積し、そこから薬剤開発に必要な洞察を得て、治験計画(プロトコル)の設計に役立てることで、治験プロセスを変革する。また、患者中心の医薬品開発に向けて、電子患者日誌(ePRO)の拡充や医師と患者の関係構築につながるアプリケーションなど、患者発データの収集が可能なツール開発にも着手する。

 治験の効率化が進む一方で、承認後に長期にわたって実臨床データを集積し、医薬品の価値を検証する動きが生まれている。ただ、製薬企業のデータマネジメント機能をめぐっては、治験とPMSで別々の組織、システムによって収集・管理されていたため、集めたデータを一元管理し、再利用することが難しいという課題があった。同社が提供する「Rave」は、治験分野のEDCで国内トップシェアを保有しているが、臨床研究を含むPMS-EDCとして利用用途を広げるなど一つのシステムで創薬から育薬までカバーできるようにした。



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