政府の健康・医療戦略推進本部は26日、2017年度の健康・医療戦略と医療分野研究開発推進計画の実行状況と今後の取り組み方針を了承した。革新的な医薬品開発のために必要な研究の支援、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の体制強化、医薬品開発やゲノム医療などに重点を置いた人工知能(AI)開発などを明記した。今後、関係省庁でこれら施策を進めていくことになる。
健康・医療戦略の取り組み方針のうち、国が行う医療分野の研究開発の環境整備では、日本発の革新的な医薬品・医療機器の開発に必要となる質の高い臨床研究や治験を推進するため、医療上の必要性が高いものの、企業による開発が進まない研究への支援を行うと共に、国際共同臨床研究・治験の活性化に向けた体制構築、臨床研究従事者を養成していくとした。