リッケンバックCEOが方針示す
CRO世界大手の米パレクセル・インターナショナルのジョセフ・フォン・リッケンバック会長兼CEOは、本紙のインタビューに対し、日本企業との提携を通じて、ITを活用した治験業務(eクリニカルサービス)を強化していく方針を示した。「日本は海外に比べ、治験の電子化が遅れており、チャンスがある」と述べ、アジア・パシフィック地域の最重点である日本市場でシェア拡大を狙う。
同社の2012年度業績は、前期比24%増の17億3000万ドルと大幅な成長を達成した。アジア・パシフィック地域でも15%増と拡大が続く。リッケンバック氏は、「今期はやや減速するが、二桁成長を維持する」との見通しを語る。