厚生労働省の2018年度予算案は、一般会計が前年度比1.4%増の31兆1262億円となった。社会保障関係費は1.5%増の30兆7073億円と続伸。政府全体の社会保障関係費の伸びは、4997億円と5000億円に収めた。医療には11兆8079億円、介護には3兆1153億円を充てる。
18年度予算案では、安定的で持続可能な医療保険制度の運営の確保に11兆6342億円を計上。診療報酬改定と薬価改定、大型門前薬局の評価引き下げにより、医療費国庫負担に必要な経費を確保する。安心で質の高い介護サービスの確保には3兆0762億円を充て、介護保険制度による介護サービスの確保や在宅医療・介護連携の推進、地域ケア会議の開催、認知症高齢者等にやさしい地域づくりのための施策の推進などに取り組む。