厚生労働省はICTを活用した業務の改善や効率化を図るため、「ICT利活用推進本部」を設置し、13日に初会合を開いた。正確で効率的な社会保障の給付などを目指し、ICTに精通した若手職員が中心のチームが具体的な検討を行い、マイナンバーの活用などを議論する予定だ。同チームは週1回程度の頻度で会合を開き、年内をメドに報告書をまとめ、推進本部に提出する予定。
推進本部は、医療・介護・福祉に関する膨大なデータを持つ厚労省がICTをフル活用することで、▽正確かつ効率的な社会保障給付の実現▽分野横断的な業務プロセスの効率化▽国民の利便性向上▽関連データの積極的な有効活用――を目標に掲げている。