協和発酵キリンは、米ウルトラジェニクス・ファーマシューティカルと共同開発中で、大型化を期待する自社創製の抗繊維芽細胞増殖因子23(抗FGF23)抗体「ブロスマブ(一般名)」について、小児X染色体遺伝性低リン血症(XLH)の適応で欧州委員会から条件つき医薬品販売承認を取得したと発表した。抗FGF23抗体の承認は世界初。協和キリンは、EU加盟国28カ国、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインでのブロスマブの販売が可能になり、4~6月にドイツを最初の上市国として市場に投入する計画だ。
ブロスマブは、同社がグローバル展開を推進していく上で、重要な戦略製品。世界に先駆けてまず欧州で承認を取得した。