全ての会員薬局に資材を郵送
滋賀県薬剤師会は昨年6月から、薬局の健康サポート活動を強力に支援する事業を展開している。医師会などの関係団体と連携して毎月健康生活提案イベントを企画。薬局が取り組む健康サポートの具体的な行動を各月ごとに定め、啓発資材や手順書など必要なツールを毎月全会員薬局に郵送して、活用を促している。どこから着手すればいいのか分からない薬局でも、健康サポート活動に取り組みやすくなる仕掛けだ。初年度は啓発の意味合いも強いが、それでも毎月約3割弱の会員薬局が実際に取り組んでいる。今後も中期的に事業を続け、全ての薬局に健康サポート機能を定着させたい考えだ。
事業開始に当たって滋賀県薬は様々な関係団体に出向き、協働で取り組めることを話し合った。その上で毎月の健康生活提案イベントを企画した。12カ月のうち滋賀県薬の単独事業は半数弱。残りの過半数は「健診・検診に行こう」「フレイルってご存知ですか」「もの忘れ気になりませんか」など関連10団体との協働イベントだ(表)。連携に当たり滋賀県医師会、滋賀県歯科医師会とはそれぞれ「健康サポート連携体制の構築に関する協定」を締結した。