持田製薬と九州大学は今月から、九大の先端融合医療創成センター内に「創薬アセット応用共同研究部門」を開設し、共同研究を開始した。期間は3年間で、持田が研究資金に加え、基盤技術や化合物ライブラリーなどのアセットを提供し、研究員を派遣する。同大学病院のARO次世代医療センターとの連携のもとで、両者のノウハウから得られた基礎研究の成果を実用化につなげる橋渡し研究を推進していく方針だ。
九州大学は、個々の企業との相乗効果を図る組織対応型の産学連携を手がけており、先端融合医療創製センターでは医薬分野と他分野との医療に関する融合研究を実施し、オープンイノベーションを実施している。