厚生労働省は、2016年の薬事工業生産動態統計年報を公表した。16年の1年間に国内で生産した医薬品最終製品の金額は6兆6239億円で、循環器官用薬や消化器官用薬の生産金額減少などが影響し、前年と比べて1243億円(1.8%)減少した。医薬品の地域別生産金額では、富山県が6218億円で前年より5.8%減少したものの、2年連続でトップとなった。
医薬品の生産金額を用途別に見ると、医療用医薬品は全体の約9割を占める5兆8713億円だったが、前年から2.1%減少した。その他の医薬品は7525億円で前年から0.2%増加し、一般用医薬品も7352億円で前年から0.4%増加した。