薬薬連携進める人材を育成
薬局と病院の薬剤師が相互に研修を受け入れる、兵庫県薬剤師会の薬薬連携推進事業が10月から本格的に始まる。神戸、尼崎、芦屋、明石の4支部をモデル地区に選定した。各支部あたり4人以上の研修希望者を募集。病院薬剤師は薬局に、薬局薬剤師は病院に約2日間出向いてそれぞれの実務を体験する。相互の業務や役割について理解する薬剤師を育成し、各地区での薬薬連携や地域連携を推進したい考えだ。両者が参加する研修会もモデル地区で開催し、連携を促進する。
この事業は、厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン推進事業」の補助金を得て、単年度事業として実施するもの。兵庫県薬は今月8日、モデルとなる4支部の関係者を対象に神戸市内で説明会を開き、概要を周知した。