新型コロナ感染拡大、多くの薬学生が危機感‐日本薬学生連盟が意識調査

2020年5月1日 (金)

薬学生新聞


はじめに

 4月8日、新型コロナウイルス「CODIV-19」の感染拡大を受け、安倍首相から非常事態宣言が発出されました。これを受け日本薬学生連盟では、感染拡大防止の啓発活動の一環として緊急で新型コロナウイルスに対する意識調査を実施しました。アンケートはインターネットを利用し、北は北海道から南は熊本県まで、表に示す計185人から回答を得ました(集計期間:4月6~9日)

アルバイトは不要不急の外出か

 初めに、「不要不急の外出を控えているか」「現在の状況に対して危機感を感じているか」について質問しました。危機感については5段階で評価してもらい、数字が大きいほど危機感が大きいことを示します。結果は以下に示すとおりです(Fig.12

Fig.1 不要不急の外出を控えていますか? Fig.2 現在の状況に危機感を感じますか?

 90%近い学生が不要不急の外出を自粛し、85%の学生が大きな危機感を持っていることが分かります。危機感を持ち、不要不急の外出を避けることで自らが感染しない、感染を拡大させないという意識があるのでしょう。

 一方で、「外出の目的は何か」という質問をしたところ、65人の学生がアルバイトと答えました。また、そのうち86%はアルバイトを不要不急ではない必要な外出としています。さらに、95%の学生が現在の状況に対し、強い危機感を持っているようです。

 こうした結果は、強い危機感を抱きながらも代わりがいないなどの理由で、出勤せざるを得ない薬学生の現状を表している可能性があります。また、どこかで自分は大丈夫だろうという潜在的な意識からアルバイトを続けている可能性も示唆しているでしょう。

 なお、他の外出の理由としては「通院」「買い物」「運動・気分転換」などがありました。

三つの“密”の避け方

 感染防止対策では、「一切外に出ない」と「外には出るが、人との接触を極力避ける」の二つに分けることができました。

 人との接触を避けるための具体策としては、電車などの公共機関をなるべく使わずに車やバイク、自転車、徒歩を利用するというものがありました。外出を自粛しているとどうしても体動かす機会がなくなってしまうので、特に自転車や徒歩は運動になるので良案だと思います。また、どうしても人の多いところに行かなければいけない時は”人の多い時間帯を避ける”などの回答もありました。友達との交流は、SNSや電話などを駆使し、工夫して楽しんでいる人もいるようです。

時間の有効活用

 また、「外出を自粛しているときは何をして過ごしていますか」という質問をしました(勉強・ゲーム・読書・筋力トレーニング・寝る・自粛していない・その他の中から複数選択)

 最も多かったのは、「寝る」(68%)です。また、全体の33.7%が「筋力トレーニング」を選択していました。外出をしなくなると体を動かす機会が減ってしまい、それに加えて気分も沈んでしまいがちです。そのため、室内でもできる筋トレ・ヨガ・フィットネスで適度に体を動かすと運動不足解消だけでなく、気分転換にもなるため、非常に良い時間の使い方と言えるでしょう。

 読書(38%)や勉強(47%)にも一定数の票が入りました。特徴的だったのは5、6年生を中心とする高学年がこの選択をしていたことです。国家試験をおよそ10カ月後に控えていることや、実習が中断されたことによる課題に対し、知識をつけることも欠かしてはいませんでした。今後のために、家にいる時間を有効活用して新年度の授業に備えておきましょう。

 そのほかにも、動画鑑賞、料理、家事(掃除・洗濯など)、SNS、ジグソーパズル、電話などで友達と通話・家の中で歌うなど、工夫して過ごしていることが感じられました。

おわりに

 今回の意識調査により、現在の状況に危機感を持っている学生が多く、それぞれが思い思いの過ごし方で新型コロナの収束を待っていることがわかりました。

 事態の収束に向けて、私たち一人ひとりに大きな責任があり、それぞれが良識のある行動をとるべきであると思います。これまで当たり前に行っていたことが当たり前でなくなる1年になると思います。皆さんが大きく体調を崩すことなく危機を乗り越えることを祈っております。

(2020年度広報部)



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