厚生労働省技術総括審議官の三浦公嗣氏は17日、豊中市内で開かれた公開シンポジウムで講演し、2013年度国家予算に盛り込まれた「創薬支援ネットワークの構築」について、大学などアカデミアにおける「基礎研究の優れた成果の迅速な実用化をどのように進めていくのかが大きな課題」と説明。同ネットワークの構築によって、国全体で創薬の支援に取り組む姿勢を強調した。
同ネットワークは、医薬基盤研究所を中心に、理化学研究所や産業技術総合研究所、大学や民間研究機関などと連携して構築。アカデミアなどの基礎研究成果を医薬品の実用化につなげるため、創薬の各プロセスを支援する。