一般用医薬品の一部にインターネット販売規制をかける「薬事法及び薬剤師法の一部を改正する法律案」の関連質疑が22日、衆院厚生労働委員会で行われ、国会審議が本格的にスタートした。法案で、正当な理由なく使用者以外の者に販売してはならないと規定されているスイッチ直後品目などの「要指導医薬品」に関する質疑では、今別府医薬食品局長が、「正当な理由」の範囲について、今後、施行通知で明らかにする考えを示した。
薬事法改正案は、一般薬のうち、医療用から転用されたばかりのスイッチ直後品は安全性評価が終わるまでネット販売を認めず、薬剤師による対面販売に限定し、劇薬5品目のネット販売は禁止。スイッチ直後品の安全性評価を現在から1年程度短縮し、原則3年以内に終わらせる。