日本薬剤師会の生出泉太郎副会長は21日、定例会見で、第1類薬の販売に当たっては、店舗での対面販売でも「販売記録の保存」などが義務化される方針であることを受け、改めて対面販売を強化していかなければならないとした上で、新たに加わる義務化項目についても、会員が遵守するよう指導していく意向を示した。先の改正薬事法施行後、複数回の覆面調査が実施され、その結果、まだその遵守・徹底が不十分との指摘もあり、今後の日薬の対応が注目される。
生出氏は、「来年4月頃にネット販売の法改正がされたとして、通常その5カ月後には施行されると見られる。それまでに日薬版のネット販売のガイドラインを作成する必要がある」との考えを示した。