患者の半数近くが薬を服用しているうちに不足したり、余るという経験を持っているほか、7割以上の患者が、休日・夜間などに対応する“24時間体制薬局”の存在を知らないことなどが、日本保険薬局協会(NPhA)が行った来局者の調査から明らかになった。全国1324の会員薬局が協力し、10月1日から14日まで、各店舗への来局者に保険薬局業務の認知度や利用状況についてヒアリングし、6337人の回答を得た結果をまとめた。
回答者のうち解析に用いたのは6281人で、都道府県別には東京の538人、次いで大阪492人、新潟が404人、神奈川355人、愛知321人などと続く。回答薬局の内訳は毎月の処方箋枚数別で「1000~2000枚以内」43%、「1000枚以下」26%、「2000~3000枚以内」18%、「3000枚以上」12%。処方元別では「クリニック」52%、「病院」42%、「面対応」6%だった。