中央社会保険医療協議会の診療側、支払側委員は、2014年度診療報酬改定に関する意見書を27日、総会に提出した。診療側は、消費税率引き上げ対応分を除いたネットプラス改定を要求。一方、支払側は、プラス改定とすることは国民の理解と納得が得られないと主張。全体でマイナス改定を求めた。
診療側は、医療経済実態調査の結果から、医業機関経営がほとんど改善していないことが明らかになったとし、直近2回の改定はネットプラス改定だったものの、それまでの厳しい医療費抑制で直面した医療崩壊の危機から脱していないと指摘。消費税率引き上げ対応分を除いたネットプラス改定は必須とし、医療の充実・機能強化のための財源確保を求めた。