メディセレスクール社長
児島 惠美子
こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。
2024年は十二支の中で唯一想像上の生き物である「辰」年です。「辰」は竜・龍に結び付き、水を司り、昔は雨ごいを願ったとても大切な神様です。神社の手水舎で龍の口から水が出ているところがありますよね。それが理由です。
私は晴女ですが、メディママ(メディセレ模試課のスタッフで、心理カウンセラー)は雨女で、結婚式も豪雨だったそうです。実はこの雨女や雨男は強運の持ち主と言われます。なぜなら龍神様に守られているから。雨は浄化を表す神聖なものです。だから雨と共に幸運や希望が舞い込むと言われています。大事な日に雨が降るのは、意気込みがエネルギーを引き寄せる幸運体質だからなのです。メディママは「私、運だけで生きてきました!」と言っています。晴女も強運そうなので、雨女とどちらの方がより強運なのでしょうか。
50年に1度咲く花、「青の竜舌蘭(アオノリュウゼツラン)」という5mにも及ぶ巨大植物があります。私は大阪大学薬学部の薬用植物園で「児島さん、咲いたから見においで」と声をかけていただき、見たことがあります。竜舌蘭という名のごとく、竜の舌を思わせるような形状でトゲもあります。茎の部分に糖分があります。竜舌蘭の1種ではこの部分を収穫し、蒸留するとお酒になります。これが「テキーラ」です。
他にも竜のつく生薬として、トウリンドウ(竜胆:リュウタン)があります。藍色の花をつけるリンドウ科の植物で、根は苦く、竜の胆のようだとこの名になりました。唾液や胃液の分泌を促して、消化の働きを増進する苦味健胃(主要成分:ゲンチオピクロシド)の作用を持っています。
リュウノヒゲ(麦門冬)という生薬もあります。ジャノヒゲともいいます。細い葉が竜の髭のようだとこの名になりました。根の膨大部を使い、鎮咳去痰、滋養強壮作用(主要成分:オフィオポゴニン)があります。医療現場では咳止めが供給不足です。生薬の麦門冬湯はよく出ていますので、この機会に覚えておいてください。