厚生労働省は17日、2012年「医師・歯科医師・薬剤師調査」の結果を発表した。昨年末時点の薬剤師の届け出は28万0052人で、2年前の前回調査に比べ1・3%増加した。薬剤師数の伸び率は、ここ10年で5~6%を維持していたが、4年制の薬学教育から6年制への移行に伴って卒業生が激減する空白の2年間などにより、前回調査でも3・3%増にとどまっている。
薬剤師が主に従事している業務の種別を見ると、薬局が15万3012人で全体の54・6%を占め、前回から5・1%増加した。病院・診療所は5万2704人(18・8%)で、1・3%増になった。