薬価下げ財源でさや当て
2014年度診療報酬改定の答申を受け、中央社会保険医療協議会の診療側委員、支払側委員は12日に記者会見を開き、改定論議を総括した。今回、薬価引き下げ財源が診療報酬本体に充当されなかったことをめぐって、診療側は「極めて遺憾」と不快感を示す一方、支払側は高く評価し、本体との切り離しを継続するよう期待感を示した。
診療側は、日本医師会の鈴木邦彦常任理事が「メリハリのある改定となった」としつつ、急性期の7対1病床の削減により、「大幅な変化に医療現場の混乱がないよう注視し、しっかり改定の影響を検証していきたい」と述べた。