大阪府薬剤師会は1、2の両日、大阪市内で大阪府薬未来を担う若手薬剤師フォーラムを開いた。日本薬剤師連盟企画実行委員の豊見敦氏が医薬分業の流れについて講演し、「薬剤師職能を確固たるものにするには、生涯研修と政治力が不可欠になる」と呼びかけた。また、100m走10・00秒の日本記録保持者で甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター准教授の伊東浩司氏は、薬剤師のモチベーション向上のための一例として、「チーム医療に携わっている違うジャンルの人たちのところへ勉強に行くのも手立ての一つになると思う」と自らの経験を踏まえて提案した。
はじめに乾英夫副会長が「このフォーラムは、2004年から始めて10回目となる。今回は、日常の業務はもちろん、薬剤師の将来についてもフリーディスカッションし、薬剤師としての夢をさらに大きなものにしてほしい」とあいさつした。