スイスのノバルティスと英グラクソ・スミスクラインは、「OTC医薬品」「ワクチン」「癌」の3領域を対象とした事業売買に合意した。ノバルティスが総額160億ドル(約1兆6400億円)を投じてGSKの抗癌剤事業を獲得し、GSKが総額70億5000万ドル(約7229億円)でノバルティスのワクチン事業を得る。OTC医薬品事業については、GSKが63・5%、ノバルティスが36・5%の出資による合弁会社を設立。2015年上期までに手続きを完了させる予定だ。
ノバルティスは、ワクチンとOTC事業を切り離し、医薬品事業への集中を図る。145億ドルでGSKが販売・開発中の抗癌剤を獲得し、開発の段階に応じて15億ドルのマイルストンを支払う。