東京都薬剤師会は、ケンコーコムが開発した「ヨヤクスリ」サービスに対する2度目の疑義照会に対する同社からの回答を地区薬剤師会に示した。同サイトの掲載を希望しない薬局については、名簿からの削除を求めていたが、同社としては対応しない方針との回答があった。このほか、都薬会員薬局の中で在宅訪問薬剤管理指導を“確実に実施する”薬局が1724カ所に上ること、新たに「薬物乱用防止に関するQ&A」を作成したことなどを、このほど明らかにした。
都薬では、会員薬局情報を勝手に「ヨヤクスリ」のサイトに掲載したことが不適切だとして、その削除を求めつつ、患者個人情報の取り扱い等に関する事項などについて疑義照会してきた。今回、改めて名簿掲載は「参加を希望する薬局に限定する」ことを求めたが、「他の民間事業者同様の薬局検索サービスに『ヨヤクスリFAXサービス』をオプションとして追加したもの」で問題ないとの見解を示した上で、「薬局の要望により同サイトによる受付は行っていない」ことを明確に表示するよう改善する予定と回答した。