日本漢方生薬製剤協会は18日、理事会で、任期途中で退任した前会長の芳井順一氏に代わり、会長に加藤照和氏(ツムラ社長)を選任した。会長の任期は2年だが、今回は芳井氏の残りの任期となる来年5月の総会、理事会まで。加藤氏は、2006年3月から10年6月まで広報委員長を務め、14年6月から理事に就任している。
同日、記者会見した加藤新会長は「日漢協は昨年創立30周年を迎え、大きな節目の年を経て、新たなステージに向かう大切な時期に就任することに身の引き締まる思い。30年の歴史を振り返ると、多くの難題を克服してきた積み重ねであり、多くの諸先輩のたゆまぬ努力があったからこそ協会の活動が継続できている」とコメントした。
また、会員会社共通の課題として「原料生薬の安定調達と製品の品質と安全性の確保」を挙げた。