ジェネリック薬メーカー、足腰強く安定供給‐城経済課長「価格帯は複数必要」

2014年8月4日 (月)

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城克文経済課長

城克文経済課長

 厚生労働省医政局の城克文経済課長は本紙のインタビューで、ジェネリック医薬品(GE薬)メーカーに「とにかく足腰強く、多少揺さぶられても持ちこたえられるようになってもらいたい」と期待を寄せ、原薬調達について「日本の規模だとダブルソースによって原価が高くなる可能性もある。供給が止まっても一変承認まで耐えられるようなストックを持つなど、様々なパターンを考えてほしい」と述べた。また、GE薬の償還価格が将来的に一本化されるとの観測に対し、「一本になるとGE薬の推進を阻害する可能性がある」との認識を示した。さらに「薬価制度についても自らの問題として各社が認識し、将来展望を考える業界になってもらいたい」と語った。

 GE薬の国内事業環境について城氏は、「市場規模は間違いなく伸びるが、安いからといって通用するほど甘くない。製剤の工夫かもしれないし、信頼性かもしれないが、最後は消費者のメリットをいかに高めるかに尽きる。そこが日本市場の転換期」と分析した。



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