技術的な課題解決等を委託
文部科学省は、2014年度から実施する「革新的バイオ医薬品創出基盤技術開発事業」の実施機関として18施設を決定した。同事業は政府の各省連携プロジェクト「オールジャパンでの医薬品創出」に位置づけられており、バイオ医薬品の国際競争力を強化するため、大学等に製薬企業が抱える技術的課題の解決や革新的技術の創出等を委託する。日本医療研究開発機構の設立後は、委託者を同機構に変更する予定。
世界的にバイオ医薬品の市場規模の著しい成長が見られる中、国内製薬企業もバイオ医薬品の開発に取り組みつつあるが、多くの技術的課題を解決することが求められている。そこで、日本のバイオ医薬品の国際競争力を強化するため、新たな事業として、バイオ医薬品の創出に関する先端的な技術を持つ大学等に対し、製薬企業が抱える技術的課題の解決や革新的な技術の創出を委託することにした。