【医療薬学会年会】地域包括ケアシステム、薬局の参画を‐薬剤師の積極姿勢が重要

2014年10月3日 (金)

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シンポジウムの演者

シンポジウムの演者

 9月27、28日に名古屋市で開かれた日本医療薬学会年会のシンポジウム「海外における医師と薬剤師による薬物治療管理について」で講演した飯島康典氏(上田薬剤師会)は、地域包括ケアシステムにおける薬剤師の重要性を強調した。海外の取り組みを参考に、日本でも薬局薬剤師が自ら積極的に在宅医療など地域で様々な役割を果たすべきとし、「薬剤師は、老いても安心して暮らせる地域づくりに薬の専門家として貢献することが求められる」と語った。

 飯島氏は、オーストラリアで実施されている「HMR」(在宅医薬品管理)を紹介した。これは、医師が必要性を認めた在宅患者について薬剤師が自宅を訪問し、薬物療法の最適化を支援するもの。様々な情報や患者との対話をもとに薬物療法の問題点を抽出し、その改善策を医師に提案する。約100時間の研修を受けて認定を得た薬剤師が実施可能で、報酬も支払われる。



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