日本薬剤師会の石井甲一副会長は11月27日、定例会見で、保険調剤におけるポイント付与の取り扱いについて、改めて厚生労働省に要望したことに触れ、「法律が求めている趣旨を正しく理解する必要がある。健康保険の趣旨からいって、値引きはしてはならない。基本的に全部やめるのが基本だが、(厚労省からは)答えが返ってこない」として、昨年からの対応について不満をあらわにした。
ポイント付与問題については、クレジットカードの取り扱いが一つの焦点となっているが、日薬は「特定の値引き(おまけ)とトータルの値引きとでは区別がつくと思う」とし、法令厳守の原則に基づいた地方厚生局への改善指導の徹底を求めた。