厚生労働省は、調剤に必要な器具として薬局に備え付けを義務づけているピペット台、ロート台などを削除する薬局等構造設備規則の改正省令案をまとめた。薬局における調剤実態を踏まえ、備え付ける器具を必要最小限となるよう見直す。3月11日まで意見募集を受け付け、4月1日から改正省令を施行する予定となっている。
現在、厚労省の薬局等構造設備規則では、薬局が備えていなければならない設備、器具として、メスピペット、ピペット台、メスフラスコ、ロート、メスシリンダーなどを定めているが、総務省が調査したところによると、実際の調剤現場では、ほとんど使用されていないことが分かった。