厚生科学審議会の難病対策委員会は17日、難病患者への医療やケアなどを総合的に推進するための基本方針策定に向けた議論を開始した。難病患者への医療提供体制の確保、希少疾病用医薬品の研究開発、療養生活の環境整備などについて方向性を定め、夏をメドに取りまとめを行う予定だ。
昨年5月に成立した難病法には、治療方法の研究開発の促進、指定難病に対する医療費助成、療養生活の拡充などの施策が盛り込まれると共に、厚科審で難病患者の医療やケア、社会参画などを総合的に支援するための基本方針を策定するよう求めていた。