一連の調剤報酬不適切請求報道を受け日本薬剤師会は23日、緊急会見を開き、山本信夫会長は「衝撃を受けている。報道の範囲内だが、はなはだ不愉快極まりない。それ以外に言葉がない。厳正に処置してもらいたい」と強く批判すると共に、「薬剤師の本質にも深く関わる問題であり、会員が一丸となって信頼回復に努めたい」とした。
さらに、2社の中に会員が含まれていることについては、「薬局には管理薬剤師もいるわけで、法律の上では開設者と同様の力を持っている。それに対して何の抵抗もできなかったのかという疑念が生じる。合わせてそれを押してもなお、そういうことを指示する開設者がいたら、むしろ犯罪に近い状態だ」と法で定められた管理薬剤師が、実質的に適切な位置づけにないことを嘆いた。