厚生労働省は9日、「保健医療2035」策定懇談会を開き、長期的な保健医療政策のあり方について、初会合に続き自由討議した。20年後を見据えたビジョンを幅広く検討するため、「医療の質と効率」「予防・健康」「グローバルへの貢献」をテーマに少人数のワークショップを行い、健康に有害な嗜好品に課税する「シン・タックス」(悪行税)の提案等が出た。
この日の会合は、委員が三つのグループに分かれ少人数のワークショップ形式で議論が進められた。委員からは、エビデンスに基づく医療の測定や食と栄養のライフスタイルの見直しなどが提言され、特に健康に有害なタバコなどの嗜好品に課税するシン・タックスの導入についても意見が出た。