厚生労働省は14日付で、危険ドラッグを輸入しようとした男性に対し、検査命令と販売等停止命令を実施した。これまで物品にかけられていた検査命令等が初めて危険ドラッグの輸入者にも適用された。厚労省は、今後も水際で危険ドラッグの国内流入を阻止するため、機動的な対策に取り組んでいく方針だ。
同省の関東信越厚生局麻薬取締部は、今月までに危険ドラッグの疑いが強い輸入物品25件について、検査命令が必要と判断し、輸入通関手続きを差し止めてきた。14日には、危険ドラッグ原料の疑いのある物品を輸入しようとした男性に対し、その発送先である住所に立ち入りを行った上で、検査命令等を実施した。