政令指定都市薬剤師会が連携
全国の19政令指定都市の薬剤師会は9日、都内で記者会見し、共通内容の薬物乱用防止キャンペーンを20日18時前後から一斉に実施すると発表した。夏休みの初日に各地の繁華街で、共通のチラシやのぼり旗などを用いて、特に若者へ広く薬物の危険性を訴えることにしている。全国各地で同一時間帯に薬物乱用防止キャンペーンを実施するのは初めて。
脱法ハーブ等の法規制をすり抜ける「違法ドラッグ」の乱用が大きな社会問題とされ、今年に入って成分構造が類似していれば一括して薬事法で規制できる初の包括指定を厚生労働省が導入する事態となった。手軽に違法ドラッグが入手できるため、若者の薬物への危険性や抵抗感が薄れていることが危惧されている。