“健康ステーション”も積極的に
日本薬剤師会の山本信夫会長は16日、札幌市内で開かれた北海道薬学大会で講演し、残薬の解消や後発品の使用促進に薬剤師が介入することによって、それぞれ700~800億円、7000億円程度の医療費削減効果があるとのデータを示し、こうした取り組みが「次の調剤報酬改定に響いてくるだろう」との認識を示した。また、薬局となる健康ナビステーション(仮称)についても言及。「間もなく基準作成の議論が始まると思うが、薬局・薬剤師ができることをどんどん作っていかないと、存在が問われる」とした。
山本氏は、日薬のサポート薬局1023施設を対象に実施した残薬変化に関する調査の結果を紹介し、薬剤師が介入することによる医療費削減効果を強調した。