富士経済は、2017年の国内バイオシミラー市場が13年比4.8倍の314億円に拡大すると予想した。
バイオシミラー市場では、サンドが09年に国内初バイオシミラーとして、ヒト成長ホルモン製剤「ソマトロピン『サンド』」発売し、市場が形成された。その後、腎性貧血治療薬「エポエチンアルファ」やG-CSF製剤「フィルグラスチム」のバイオシミラーが各社から発売されており、14年に日本化薬のTNFαモノクローナル抗体「インフリキシマブ『NK』」が発売されたことで、さらに拡大するとした。特許期間中の新薬や開発品が多くある関節リウマチや抗癌剤領域での成長を見込む。